2024年Spring Updateで、OpenAIがアナウンスした「デスクトップアプリ」について紹介します。
ChatGPTデスクトップアプリの特徴
新しいデスクトップアプリケーションを使うことで、ユーザーはPCから直接ChatGPTを利用できるようになる、というのが特徴。
ウェブブラウザを開く必要がなくなり、アプリとして起動するだけでよいので、AIとの対話がよりシームレスになります。
例えば、ランチャーからも起動できるので、操作がさらに簡単になります。
ChatGPTデスクトップアプリの外観
ChatGPTデスクトップアプリの対象OS
以下の条件が必要です。
- MacでApple Silicon(M1、M2、M3、M4)
- MacのOSは、Ver14(Sonoma)
上記のように、ChatGPTのデスクトップアプリはMacのみに開放されています(古いMacbookでは利用不可)。
Windows向けのデスクトップアプリは、2024年後半リリース予定。
ChatGPTデスクトップアプリを利用できる人
有料プランのユーザーのみがChatGPTデスクトップアプリをダウンロードできます。
ChatGPTデスクトップアプリのダウンロード・インストール方法
有料プランのユーザーは、ChatGPTを開くと下記のような画面が表示されるはずですので、そこからダウンロードします。
もし上記が表示されていないときは、画面右上のアカウントのアイコンをクリックし、「macOSアプリをダウンロードする」をクリックします。
「ChatGPT_Desktop_public_latest.dmg」のような名前のファイルがダウンロードされるので、それをクリックします。
Applicationsフォルダへドラッグ&ドロップして、ChatGPTデスクトップアプリをお使いのMacにインストールします。
ログインします。
アプリを起動します。
GPT-4oを選択します。
ChatGPTデスクトップアプリの使い方
以下の機能について説明します。
- ランチャー起動
- 音声入力モード
- ビジョン機能
使い方1: ランチャー起動
Optionキーを押しながらSpaceキーを押すことで、ChatGPTをすぐに起動できます。
実際に、Optionキーを押しながらSpaceキーを押すと、以下の画面が表示されます。
「chatgptとは?」と質問を投げると、以下のように回答が来ました。
使い方2: 音声入力(音声対話)モード
今まではスマートフォンのアプリからしか利用できませんでしたが、今回の対応でPCのデスクトップからも音声での対話を利用できるようになりました。
コマンド入力欄の右端のマイクのアイコンをクリックすると、音声入力モードになります。
対話の履歴はテキストで保存されるので後から見返すことができます。
コマンド入力欄の右端のヘッドホンのアイコンをクリックしてみましょう。
すると、音声対話モードになります。
使い方3: ビジョン機能
アプリ内で直接、スクリーンショットを撮って議論することもできます。
デスクトップ版ならではの機能として、Take Screenshot機能を使って、他のアプリの画面を入力として利用できます。
例えば、VS Codeのソースコードを入力し、リファクタリングを行うことができます。
スクリーンショット以外も、ローカルにある写真や自分で撮った新しい写真を使って新しい会話を始めることもできます。新しい機能ではありませんが・・。