【ChatGPT】GPTsメンション機能|使い方から活用事例まで詳しく解説

ChatGPTの新機能「メンション機能」とは、ChatGPTのさまざまな専門分野の複数の「GPTs」を切り替えなしで、一つのチャット内で自在に呼び出して使うことができるというものです。

なので、目的に合わせた情報を効率的に集めることができます。

この記事では、その使い方から具体的な活用事例、さらには注意点まで、メンション機能の全てをわかりやすく解説しましたので、ぜひご覧ください。

なお、このメンション機能は、ChatGPTの有料版「ChatGPT Plus」のみで使える機能です。
また、GPTsそのもののは以下の記事をご覧ください。
>> ChatGPT Plusの「GPTs」とは?使い方や活用例を紹介

目次

ChatGPTのメンション機能とは?

① メンション機能の概要

ChatGPTのメンション機能は、ユーザーが複数のGPTを効率的に活用できるよう設計されています。

この機能により、特定のGPTs を簡単に呼び出すことができ、チャットの途中で異なるタスクに対応するために異なるGPTを切り替えることが可能です。

② メンション機能が登場した背景

メンション機能は、ユーザーの需要に応じてより柔軟な対話体験を提供するために導入されました。

複数のGPTを組み合わせて使用することで、対話の効率が向上し、より具体的で専門的な応答が可能になります。

③ メンション機能の主な特徴と利点

メンション機能の最大の特徴は、複数の専門GPTを一つのチャット内で簡単に切り替えられることです。

これにより、作業の効率が大幅に向上し、ユーザーは特定のニーズに応じたGPTを即座に利用できるようになります。

メンション機能の使い方

① 基本的なメンションの使い方

ChatGPTで「@」記号を入力し、表示されるGPT一覧から目的のGPTを選択することで、特定のGPTを呼び出すことができます。

このプロセスは直感的であり、ユーザーは迅速に様々な機能を活用することが可能です。

STEP
「@」を入力

ChatGPTのコマンド入力欄に「@」を入力します。

すると、GPTsの一覧とともに、検索ボックスが表示されます。

注意:表示されるGPTsは、「最近使ったGPTs」もしくは「サイドバーに保持したGPTs」です。目的のGPTsが表示されない場合は、いちど使っておく必要があります。詳しくは後述。

STEP
検索ボックスに「GPTs名」または「キーワード」を入力

検索ボックスに、「GPTs名」や「GPTs名」の一部、または「キーワード」を入力します。

STEP
「GPTs」名をクリック

関連する「GPTs」が候補として表示されるので、希望の「GPT」名をクリックします。

「GPTs」の呼び出しに成功すると、コマンド入力欄の上にその「GPTs」が表示されます。これで希望の「GPT」を使うことができます。

STEP
コマンド入力欄に指示を送る

あとは、いつものChatGPTの使い方と同じ。コマンド入力欄に指示を書きましょう。

なお、以下のように呼び出した「GPTs」の名称がチャット上に表示されます。

もし、他の「GPTs」を使いたいときは、STEP1からSTEP4を繰り返せばOK。
このように、同じチャット内で希望の「GPTs」を簡単に切り替えて使うことができるのが便利!

補足
不要になった「GPTs」は「×」をクリック

呼び出しているメンション(GPTs)が不要になった場合は、「×」をクリックすると削除できます。

② 複数のGPTsを活用する方法

ユーザーは、例えば文章作成GPTを使用した後に、デザイン提案GPTを呼び出すことができます。

これにより、異なる専門性を持つGPTを組み合わせ、一つのチャット内で多角的なアプローチを取ることができます。

いくつか例を示しましょう。

例1:画像生成プロンプトの提案 → 画像生成

STEP
画像生成プロンプトの提案

ChatGPT ClassicというGPTsを起動して、以下の指示をします。

DALL-E3で画像生成するためのプロンプトを作成してください。
イメージは「写真のようなリアルな猫。かわいい。座っている」

以下のように、回答が返ってきます。

STEP
画像生成する

アットマークでメンションして、DALL-EというGPTsを呼び出して、以下の指示をします。

上記のメージで画像を作ってください。

すると、そのままDALL-Eが画像生成してくれます。

上記のように、画像生成プロンプトの提案からそのまま画像生成へと、1つのチャットで完結することができます。

例2:ブラウジング → グラフ化

STEP
ブラウジング

Web BrowserというGPTsを起動して、以下の指示をします。

日本の総人口の推移を年別に表にしてください。

以下のように、回答が返ってきます。

STEP
グラフ化する

アットマークでメンションして、Data AnalystというGPTsを呼び出して、以下の指示をします。

上記データをグラフ化してください。

すると、Data Analystがそのままがグラフ化してくれます。

上記のように、ブラウジングからグラフ化まで、1つのチャットで完結させることができます。

③ 特定のタスク用GPTの呼び出し方

特定のプロジェクトやタスクに最適なGPTを選ぶ際は、そのGPTが専門とする分野や以前の使用経験を考慮することが重要です。

利用者は、例えば「@科学論文GPT」をメンションすることで、科学的な内容の深い解析を求めることができます。

メンション機能の活用事例

① 研究分野での活用

論文を効率的に読みたい場合、「@」を入力して、検索ボックスに「Paper」や「論文」と入力することで、研究論文の内容を日本語で分かりやすく提供してくれる「Paper Interpreter」GPTを呼び出すことができます。

Paper Interpreter:
https://chatgpt.com/g/g-hxDOCBQrs-paper-interpreter-japanese

② ビジネスでの活用例

ビジネス環境では、「@プロジェクト管理GPT」を使用することで、プロジェクトの進行管理やリソースの割り当てなど、効率的に業務を遂行することが可能です。

このGPTは、チーム間のコミュニケーションを促進し、効果的な意思決定をサポートします。

③ 個人の日常生活での活用

個人レベルでは、「@レシピGPT」をメンションして料理の提案を受けることや、「@フィットネスGPT」を活用して健康管理を行うことができます。

これにより、日々の生活の質を向上させることができます。

メンション機能の利用上の注意点

① 利用可能なGPTの制限

メンション機能を使用する際、表示されるGPTsは、

  • 最近利用したGPTs
  • サイドバーに保持したGPTs

のどちらかです。

もし、目的の「GPT」が呼び出されない場合は、まずその「GPT」をいちど使いましょう。

そして、サイドバーに表示(ピン留め)しておくとよいです。こんな感じで↓

注意:目的のGPTsを使っても、メンション機能の候補に表示されないことがあります。
この場合は、一度ChatGPTをログオフして、再度ログインし直すと表示されるはず。

② ChatGPT Plusプランの必要性

この機能は、有料版のChatGPT Plusプランまたはそれ以上のユーザーのみが利用できるため、無料版のユーザーはアクセスできません。

プランのアップグレードが必要になる可能性があります。

ChatGPT Plusについては以下をご覧ください。

③ ユーザーインターフェースの理解

メンション機能を最大限に活用するためには、ユーザーインターフェースの操作に慣れることが重要です。

適切なGPTを迅速に呼び出し、効率的に作業を進めるために、インターフェイスの使い方を理解しておく必要があります。

参考:おすすめのGPTs

参考までに、便利なGPTsを4つ紹介します。

  • ChatGPT Classic
  • Web Browser
  • DALL-E
  • Data Analyst

この4つのGPTsはサイドバーにピン留めしておくといいですね。

詳しくは以下をご覧ください。

まとめ

ChatGPTのメンション機能は、複数の専門GPTをシームレスに切り替えながら、より効率的かつ効果的にタスクを遂行するための強力なツールです。

この機能を通じて、ユーザーは特定のプロジェクトやニーズに合わせて様々なGPTを簡単に呼び出し、利用することができます。

ChatGPTのメンション機能、ホント便利なので、フル活用しましょう!

以下の表は、メンション機能の概要、使い方、利用事例、注意点、未来展望をまとめたものです。

概要
メンション機能の概要複数の専門GPTを一つのチャット内で切り替え、使用する機能
メンションの使い方「@」記号を使用して特定のGPTを呼び出し
活用事例教育支援、ビジネス管理、個人の趣味
利用上の注意ChatGPT Plusユーザー限定、利用可能なGPTの制限

ねんのため

ChatGPTのメンション機能は、有料版のChatGPT Plusでのみ使える機能です。

ChatGPT Plusについては以下をご覧ください。

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